ナマケモノブログ。

ぼーっとしようよ。

理想は低く、現実はみない。

 これが僕の生き方。理想は低く、とか言いながら実はめっちゃ理想高かったりしちゃう。でも、それに死ぬほどこだわらない。無理ならいいや、って諦められるほどの執着心。

 それで、現実を見ない。あと、どれだけ努力すればそこにたどり着くかを、考えない。勝負を、諦める。

 それが、ダメ人間を産むための心持ち。いつかは、これが通用しなくなって辛いことが起きるかもしれないけど、僕はこれで今まで幸せに生きてる。

 理想は低く、現実は見ない。勝負に夢中にならずに、むしろどこか呆けて生きる。一生懸命生きることは美しいし、素晴らしいけど、少し、辛い。だから、勝負に命を預け過ぎない。どこか、本気にならないで、他人事で生きている。

 きっとこれは、駄目な生き方だ。後悔するだろうし、誰のためにもならない。でも、自分の精神衛生上、この上なく良く働く。自分にダメージがほとんど行かない。

 ダメージとは、心の傷だ。自分をどこか変えてしまうほどの傷。それは時には良いことのように言われるし、実際、それで成功したりしている人も世の中にはいるのだろう。僕は、そういう人間ではなかったという、話だ。何かに夢中になって、転んでも立ち上がって目標に向かって進む、ということが心底苦手な人間というだけだ。

 でも、こういう人間はうまく生きていけない。物事に真剣に立ち向かわない人間を人は信用しないし、むしろ邪魔だと言って排除するのだろう。

 僕は、このままでは駄目だと思う。でも、そうでない自分にするためにする努力をできない。僕は、僕じゃないか。駄目な人間さ、って諦める自分がいる。僕は、変わりたい。でも、変えられないし、変わりたくない。それらが、全て同時に僕の中に存在する。

 世の中は、自分を常に変え続ける人間が作っている。僕はできる限り、ずっと自分のママでいたい。そして、それはきっと許されない。進化を、強化を、し続ける。

 この世は資本主義。金のために、常に成長を。それは、社会にも、個人にも強く求められる。僕は、もう少し、その要請を断ろうと思う。