私の好きな歌

今週のお題「わたしの好きな歌」

　僕は星野源のファンだ。とは言っても、星野源が紅白で「SUN」を歌った頃からだし、グッズを集めることやコンサートにも行けていない。ニワカと言われても仕方ない。だけど、星野源が大好きだ。

　星野源の魅力。それは、全てだ。彼の言葉も歌も所作も僕には輝いて見える。具体的にいうと、いたって普通の人間のまま輝いているのだ。苦労をし、悩み、楽しみながら生きている。そんな彼の歌は、すごく優しい。日常の寂しさと、楽しさを程よいバランスで歌にしている。それが、すごく人間的で、魅力的に見える。

　僕は高校時代、ずっとボッチだった。ひとりぼっち、教室の隅で本を読みながら、教室の音なんか聞こえないほどの大音量で、永遠にYELLOWDANCERを聞いていた。好きとか、嫌いとかは通り越していた。もはや体の一部と言った感じだった。

　そんな中、僕が好きな歌は「weekend」だ。もちろん全部好きなのだが、どれか一曲となったら僕はこれをあげる。もはや、一体何が好きなんだか言語化できないほど僕は好きだ。すごく楽しくなる。夕方、学校から帰るとき大音量で聞いていると、何もかもどうでもよくなる。辛いとか、寂しいとかそんなの気にならなくなる。僕は今、最高に幸せだ。そう、思えてくる。

　星野源の曲は、すごく明るい。明るいけど、寂しい。その不思議なバランスがすごく心にくる。僕は、明るくなったり暗くなったりする。そのどちらにも寄り添ってくれる。

　僕は星野源が好きだ。でも、音楽的な知識はないし、文章は下手だから伝わらなかったかもしれない。そしたら、ぜひ聴いてほしい。僕の言葉なんかでは表わせない星野源の魅力をあなた自身で発見してほしい。そうしてくれたら、僕は嬉しい。